自動運転バスの実証実験に参加

自動運転バス・MiCa(ミカ)@ここにこバス停
「こども未来館ここにこ」をスタートして「豊橋駅前」「神明町」などのまちなかをめぐる自動運転バスの実証実験に参加してみたよ。
「自動運転の実験が始まるんだね」という話をお友達から聞いた直後に「広報とよはし」にモニター募集が載っているのを発見。すわっち!応募してみよう!!
こんな時は、高齢者こそ意見を言わないとね。と期待と気合い充分で挑む。モニターだから定期的に参加して意見を出すタイプと思ってたんだけど違った。実験として無料で乗車できるよ。それだけ。それがモニターだった。【おお!勘違いその1】。
だって公式に意見を言う場面が無いんだよ。バスにQRコードが貼ってあり、そこからフォームで意見の投稿はできたけどね(後述)。Googleフォームを使った簡単なタイプだった。強制力はまったく無し。ふ〜ん、そんなモンなんだ。それが今風と言いたいのだな、多分。
【おお!勘違いその2】自動運転の実験中は、乗務員(オペレーター)さんがいるだろう。実験が終わったら無人になる。無人のバスがブイブイ走ると思ってた。しかし、市役所のHPなどを見ても有人・無人の言及は無かったように思う。実証実験は「レベル2」で行うとは掲載されてる。なるほどね。勝手に無人になると思ってちゃいかんかったんだな。乗車中に中の人にちゃんと聞いておきなさいだった。ちゃら〜ん。失礼しました!!
※レベル2はドライバーによる監視となっているのだった。
モニター募集の登録方法
モニター募集の開始日にトライしました。
↓
友だち追加ありがとう・・・のような返事がくる。
↓
自動運転のバスに乗りたい日時を予約する。日時/人数/乗車場/降車場
↓
予約完了の返信が届きました。ぱちぱち!
どんなもんかな?と思ってたケド、こんなもんだった(笑)。
[12月16日]初日は報道陣とか来てるとイヤなので避けて、12月16日(月)10時頃を予約。広報にバスのルートが掲載されてた。「こども未来館ここにこ」を基点とした循環型のようだ。私は「まちなか図書館」からの乗車を選択し、降車は終点にしておいた[目的その1]。
「駅前大通・まちなか図書館」は市内バス(豊鉄バス)に乗車の折、時々利用するバス停なんだわ。お屋根があって、ヘンテコなベンチもある(注:座り心地最悪)。しかし、自動運転用のバス停は市内バスとは違う位置だったよ。危なかったなぁ。これって大人の事情ってヤツでしょうか?普段市バスを利用してる人の方がはまり易い仕掛けのように思ったけど、いかがでしょう?どうでもいいか(笑)
到着予定時刻のちょい前にね、某宅急便屋さんの中型バンがバス停のちょい後方に車を止めて作業をされてたの。運転手さんは場を離れてた。おお、左車線埋まってるよ。そんな時はどうするんだろ??と興味深く眺めるの図。しかし、バスのご到着ちょい前にあっさり去ってしまわれたわ。ちょとした修羅場だったかもしれないのに惜しかったなぁ(笑)
さぁ出発だっ!!
バスは時間通りやってきました。お二人が降りられて、私が乗り込む。予約を確認して乗車オッケー。「シートベルトをして下さい!」いきなりオペレーター・乗務員さん(市役所の職員さんかな?)に言われる。ど、どこにあるんだ??と大慌ての私。ちょとハイテクっぽくて解りにくかったけど、探し当てて装着。そりゃあ必要ですよね。理解納得。従順。
※試運転中だからきっと乗務員さんはいるだろう。その方が安心で安全だよと思ってました。ほっ!
※定員7人(予約枠4人)オペレーター1人
さて、このブログでも時々書いてるように、私はゲーマーです。ドラゴンクエスト・ウォーク(通称:ドラクエウォーク/DQW)という位置ゲーで5年ほど魔物と戦い続けてるロトの勇者なり。戦っても戦っても世界は平和にならないなぁと思いつつ(笑)。それはさておき、基本的に歩きながら魔物を退治して世界を救っているんだよ。でね、今回の実験は、自動運転であるからして、速度はそこそこの筈。ゲーム的にはどんな塩梅よ!多分、好都合な走行状態なんじゃないの?という興味がありました。これが[目的その2]だね。おっとそこですか?そりゃぁそうですよ位置ゲーにとって移動手段は重要な要素なんだってばっ(笑)
スタートはめっちゃスムーズだった。でもさ、道路の隅っこを低速でずるずると走るのかと思ってたんだけど、違うのよ。それなりに加速して、ちゃんと走行車線に出ようとするんだよ。わぉ〜〜いっちょ前じゃんって感じ。大人3名、子ども1名とオペレーターさんが乗車してる。試験運転だし、オペレーターさんがいるので安全性は確保されてると思う。でも、快適とは思えなかったなぁ。常に緊張感があったもの。慣れないだけかもしれないけどね。つって手元のスマホでは楽勝状態でDQWをしてました。へへへ。

豊橋の中でも交通量の多い駅前大通りを走ります。市電もやってきてましたがな。でね、コースを見てた時は勝手にこの辺りで左折して、その先の札木通りを左折して終点に到着する短めルートと思い込んでた。
違った。市内の住民は解ると思うけど、豊橋郵便局本局の前の大きめ交差点を突き切って、前田橋の方にずんずん進むんですよ。マップの郵便マークの箇所ね。うわ〜緊張。左折すると思い写メを狙ってたけど、直進して市電の線路の上を通過しちゃいましたとさ。スピードはゆっくりだったので思ったほどの衝撃はなかったけれども・・・。
前田橋の信号で左折。その後、自動バスの停留所である「呉服町」で停車。誰か乗るのかと思ったら、ちょと停止して乗降口を開け閉めしただけで出発した。同乗してる人が「誰か乗る予定だったんですか?」と的確な質問をしてくれた。するとオペレーターさん「ちょっと車内の空気を入れ替えをしてみた」とのお返事。
ついでに会話がはずみ、土日は停留所で待ってた人も多く、乗れない人もいたそうなんだよ。関心は充分集めてるっぽい。皆さんちゃんと「広報とよはし」をチェックしててエライねぇ。そうか、やっぱ土日の乗降客の方が多いんだなぁ。ヒマな高齢者相手の利便性向上は期待薄かもだな。独り言。
終点の「こども未来館ここにこ」にご到着。ここはなんと右折して持ち場に戻るの図でしたね。自動バスがゆっくり右折するのをそれなりな車が後方で待っててくれてました。案外時間がかかってた。未来って大変だなぁとヒトゴトのように思ってしまった師走のお昼時でしたとさ。なんてね!
尚、目的その2であるDQWの祠ウォッチはかなり上出来な登録数でした。普段歩いて通らないルートだったこともグッド。やっぱこのゆったりスピードはDQWにはバッチリなんだなぁと思ったことを付け加えておきます。つまり1勝1敗って事だね。誰も聞いてないか(笑)
アンケートについてなど
アンケートは車内貼りのQRコードからブラウザに読み込んでおいた。自宅でゆっくり投稿さ。チャンスはここしか無いからねと気合い充分。だがしかし、アンケート内容は無難路線で、集計が楽そうな設問が並んでただけ。料金はいくらかな?と思ってたんだけど、設問に有りました。皆さんの意見を聞いて決めますよと言いたいふりですかね(疑)。私は市内バスの存続の方が重要と思っているので、200円と回答。市内バスの初乗りは180円なのです。100円じゃなくてもいいよって意思表示のつもり。まぁしかし誰もそんなとこまでチェックしてないよ。解ってますって。
ハンドルは無し。オペレーターさんは、タッチパネルで操作しておりました。私の座席横にはUSBポートが付いてた。オペレーターさんに「充電口?」「そうです」「これはいいね!!!」とアピールしておきました。ポケットルーターもコードも持ってたんだから充電してみれば良かったなぁ。車内の様子はモニターで監視されてる筈でしょ。パフォーマンスとして受けそうじゃん。なんてね。はっ!スマホの画面も気をつけないといかんかったじゃんか。魔物を倒しまくってた事はバレバレだったかもだ。そこ??(笑)

自動運転バス・MiCa(ミカ)の後ろ姿だよ
実は、自動運転に未来を感じてたワケでもなく、期待があったワケでもない。近場で乗ってみるチャンスが有ったからトライしてみた。
乗車直後とかに「どうだった?」と聞かれた時は「怖かった!」と答えてた。それは、そこそこの距離があったからなのかもしれない。そういう意味では良い実験だったと思う。乗ってる間に信号待ちなどやちょとした停車とかを体験できたから。でね、タクシーに乗ってる時のような気楽さは感じなかったのですよ。何でだろう?
もしかして、それはいづれ無人で走行すると思い込んでいたからなのかも。いつかの未来はともかくとして、取りあえずオペレーター付きで運行するんだったら、上出来なのかもだ。特にDQWにとって最適な移動手段が増えたじゃんと歓迎するわ!!コース的にもグレイトだぜっ!!チャンスが有ったらまた乗ってみよう。手のひら返し(笑)。
尚、運転手不足に対応するとかなんとかのお役所的事情については「頑張っていただきましょう!」とエールを送っておこう。オペレーター1人と乗客7人で採算ベースまでもっていける?凡人では見当がつきませぬ(笑) [6,365歩]